特別講演

Visual Computing 2024では,以下の特別講演を予定しております.

9月10日 13:10 - 14:10

社会に溶け込んでゆくゲームエンジン
佐々木 瞬 (株式会社ヒストリア)

9月11日 13:30 - 14:30

VFX2024の今 〜映画『ゴジラ-1.0』メイキング 〜 (※配信なし)
髙橋 正紀 (株式会社白組)

9月12日 15:00 - 16:00

Differentiable Simulation of Light
Wenzel Jakob (EPFL)

社会に溶け込んでゆくゲームエンジン

佐々木 瞬
株式会社ヒストリア
代表取締役 / プロデューサー / ディレクター

概要

ゲームエンジンでゲームをつくることが一般化してきてから約 10年。現在では、ビジュアライズ・シミュレーション分野で様々な業界で多く利用されています。 リアルタイムかつインタラクティブに 3D空間を構築できるゲームエンジンは、現実世界のコピーや仮想世界を構築できる便利な 3D ツールとして、今後はプロ以外も触る一般ツール化していく予感もしています。 本セッションでは、ゲーム・非ゲーム含めた具体的な自社のゲームエンジン事例を元に、ゲームエンジン周辺の最新の時代の流れをお伝えできればと思います。

講演者プロフィール

コンシューマーゲームのディレクター、リードプログラマーを経て、2013 年10 月にUnreal Engine(以下UE)専門会社である株式会社ヒストリアを設立。 UEを用いたコンシューマーゲームやVRタイトルの開発に加え、自動車業界・建築業界・テレビ業界向けノンゲームコンテンツの開発を行っている。 学習用ミニコンテスト「UE5 ぷちコン」やWEBメディア「ゲームメーカーズ」をはじめとする開発者への情報発信にも力を入れる。

【ゲーム代表作】「ライブアライブ」(ディレクター)、「Caligula2」(開発プロデューサー/開発ディレクター)、「ジョジョの奇妙な冒険 ラストサバイバー」(開発プロデューサー)
【ノンゲーム取引先】ソニーグループ株式会社、株式会社SUBARU、日産自動車株式会社、隈研吾建築都市設計事務所、TOPPAN株式会社、日本放送協会(NHK) 他

VFX2024の今 〜映画『ゴジラ-1.0』メイキング 〜 (※配信なし)

髙橋 正紀
株式会社白組
VFX Supervisor /Director / Senior Computer Graphics Artist

概要

1. Flexible thinking: 白組らしい、トンチの効いた撮影との組み合わせ
2. Tools:
  1. Maxon RedshiftをGPUレンダラーとして導入した理由
  2. AI画像処理を使ったイメージ拡大の利点と課題点、そしてCGチームとの関係性

講演者プロフィール

1968年生まれ。東京都出身。1990年白組入社。 CM、博展映像、ゲームムービー、TVドラマ、劇場用映画などの映像制作に多数参加。 2004年より倉敷科学芸術大学 特別講師。
主なCG/VFX Director 作品: 『ジュブナイル』(00) 、『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(03)、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ (05)(07)(12) 、『永遠の0』(13) 、『寄生獣』(14)、『寄生獣・完結編』(15)、『海賊とよばれた男』(16)、『DESTINY 鎌倉 ものがたり』(17)、『劇場版 コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命』(18)、『アルキメデスの大戦』(19) 、『キネマの神様』(22)、『ゴーストブック おばけずかん』(22) 、『ゴジラ-1.0』(23)etc.

Differentiable Simulation of Light

Wenzel Jakob
EPFL
Associate Professor

概要

Their realism of rendering techniques has steadily grown within the last decade, to the extent that renderings are now often indistinguishable from reality. Inverse rendering flips this process around: the images (e.g. photos) are now the input, and we seek seek a virtual world that explains them. This is a more difficult problem with applications in diverse scientific fields that require turning pictures into 3D models or other physical parameters. My group works on methods that solve this task by propagating derivatives through a simulation. Although intuitive, this idea leads to numerous theoretical and practical difficulties. I will give an overview of the key challenges and recent progress towards building robust and efficient differentiable rendering methods, and how they have influenced the development of the Mitsuba renderer developed at EPFL.

講演者プロフィール

Wenzel’s research revolves around inverse graphics, material appearance modeling and physically based rendering algorithms. He is interested in solving real-world problems using invertible simulations and developing algorithms and systems to do so at scale. Wenzel has received the ACM SIGGRAPH Significant Researcher award, the Eurographics Young Researcher Award, and an ERC Starting Grant. His group develops the Mitsuba renderer, a research-oriented rendering system, and he has created widely used open source frameworks, including pybind11, nanobind, Instant Meshes (SGP Software Award recipient), and Dr.Jit.

ニュース

  • 2024年9月12日 Visual Computing 2024は盛況のうちに終了しました.各賞の受賞者についてはこちらをご覧ください.
  • 2024年4月15日 Visual Computing 2024のWebページを公開しました

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