募集要項

本シンポジウム(VC2024)では、コンピュータ・グラフィックス(CG)、及び、CGの周辺分野における革新的な技術の発表を募集します。 創造的、独創的な学術的成果をはじめ、CG技術の新しい使い方や、ゲーム開発や映像制作といった現場における応用的成果まで、 未来のCG業界を刺激する幅広い投稿をお待ちしております。
募集するカテゴリは、 論文発表(査読有り、口頭発表)国際論文誌・学会採択論文招待発表ポスター発表(査読無し)の3つです。それぞれ投稿方法、締切が異なりますのでご注意下さい。

キーワード

例年投稿の多いテーマについては、以下のキーワードならびに過去のプログラムを参考にしてください。 この他、テーマに関してご質問がございましたら、プログラム委員会までご相談ください。
  • グラフィックスの基礎(レンダリング、モデリング、形状モデル、シミュレーション)
  • グラフィックスシステム(入出力デバイス、GPU、Web/モバイルシステム)
  • グラフィックスの応用(マルチメディア、アニメーション、可視化、医療応用、地理情報処理)
  • デジタルファブリケーション(3Dプリンタ、建築応用、デジタルエンジニアリング)
  • エンタテインメント(ゲーム、エージェント・人工知能応用、インタラクション応用)
  • VR基礎・応用(複合/拡張現実、五感インタフェース、視覚心理・認知モデル)
  • 画像処理(画像の表示・計測・認識等、ビジョンとグラフィックスの融合技術)
  • コンテンツ処理(形状・素材データの検索/編集、異種媒体での表示)
  • 機械学習・深層学習のCG応用、コンピュータビジョン

論文発表(査読有り、口頭発表)投稿方法について

学術的な研究成果について、研究の背景、理論、アルゴリズム、結果などを紹介する論文を募集します。 また、CG技術の新しい使い方や、CG技術の産業応用に関する論文の投稿も歓迎します。 プログラム委員会で査読を行い、ロング発表(発表時間10分以上目安)もしくはショート発表(発表時間数分程度)として採択いたします。 採択された論文は学会当日、参加者のみに配布される予稿集に掲載されます。 優秀な発表論文にはVC論文賞(1st prize, 2nd prize)、学生による優秀な発表論文にはVC学生研究賞をそれぞれ授与します。 また、開催期間中のポスター発表セッションにてディスカッションが行えます。

発表申し込みについて(6月3日)

投稿システム (EasyChair) にて著者、論文タイトル、概要、キーワード、ハイライトを入力し、発表申し込みを行ってください。 ハイライトには、論文のアピールポイントを2~3文で短くまとめたものを記入してください。 また、もしロング発表として不採択となった場合に、ショート発表としての判定を希望される場合は、希望欄にチェックを入れて下さい。 EasyChairは英語のシステムですが、これらの情報は日本語で入力が可能です。EasyChairのアカウントをお持ちでない方は、入力の前に作成してください。

原稿作成と締切について(6月10日)

VC2024のテンプレートに従って、引用文献も含め、A4判1~4ページ(より投稿しやすくするため昨年度までの 1~6 ページから変更になりました)のPDFファイルを 投稿システム(EasyChair) よりアップロードしてください。言語は日本語もしくは英語とします。同じ貢献度であれば、ページ数が少ない方を評価します。 論文の投稿に当たっては、以下の注意事項をよくお読み頂いた上で原稿ならびに追加資料を作成してください。

ダブルブラインド・レビュー

論文に著者名、所属、謝辞などは一切記入しないでください。WordからPDFを作成した場合、文書のプロパティに著者を特定できる情報が入ることがありますが、そのような情報は削除してください。著者の過去の研究を発展させた研究である場合は、その過去の研究を引用してください。ただし、引用は第三者の立場で行い、投稿論文の著者が特定できないようにご留意ください。なお、投稿内容に著者を特定できる情報が含まれていた場合(下記「査読方針」に示す場合を除く)には、査読を経ずに不採択となる可能性があります

原稿の更新、締切直前での投稿

締切(2024年6月10日 23時59分)になると、投稿システム (EasyChair)は自動的に投稿システムを閉じます。また締切直前はEasyChairが混み合い、ファイルの転送速度が著しく低下いたしますのでご注意ください。目安として、投稿締切の30分前までには、最終原稿の提出を開始することを推奨します。一度投稿した後も締切までは投稿内容の更新ができますので早めの投稿を推奨します。また、締切時刻を過ぎてからの投稿内容の差し替えには原則応じません

代表画像

論文の内容を表す代表画像をJPEG形式、解像度は1500×1000ピクセル以上で作成し、アップロードしてください。こちらの画像は査読時の重要な参考資料となる他、論文採択後はウェブページで公開いたします(採択後に修正可能です)。

デモビデオ

必須ではありませんが、デモビデオの提出を推奨します。ファイル形式はMP4/MPEG/MOV/AVIのいずれかを受け付けます。互換性が高いMP4ファイル形式を推奨します。

補足資料

補足資料をZIP形式のファイルにまとめてアップロードしてください。

ファイルサイズ

原稿・代表画像・デモビデオ・補足資料を合わせた合計で、50メガバイトが上限です。

査読方針

プログラム委員会では、1つの論文につき、3名以上のプログラム委員が査読を行い、 その後、査読者間での議論により、ロング発表としての採択、ショート発表としての採択、もしくは不採択のいずれかを決定します。 査読者がどのように評価するかは、論文の査読フォームをご覧ください。 なお、ショート発表としての判定は、ロング発表として不採択となった場合かつ投稿者が事前に希望していた場合にのみ行われます。また、ロング・ショートを問わず、採択論文は査読付きシンポジウム論文(フルペーパー)として扱います。
論文の査読フォームに示す通り、 実装の完成度は必ずしも求められません。ただし、論文の主張を裏付ける証拠(引用もしくは実験結果のいずれか)が 記述されていない場合は論文の有効性を評価しにくいので、この点に留意して執筆してください。
VC2024では、既に他の会議や論文誌で発表済み、または発表予定の内容も投稿を受け付けます。ただし、発表済みまたは発表予定の場合は、当該文献情報を必ず示し、発表済みまたは発表予定である旨を明記するとともに、当該論文PDFファイルを付録として提出してください(これによって、著者を特定できる情報が論文に入ることになりますが、この場合は問題ありません)。また、これらの場合は、VCで議論したい内容を新たに追記して頂くことを強く推奨します。発表済み・発表予定の内容であるにも関わらず、その旨の明記や論文PDFが付録として添付されていない場合、査読を経ずに不採択となる場合があります。
発表済みおよび発表予定の内容を投稿する際は、下記のFAQにある注意事項をよくお読みいただき、 VC2024以外で発表を行った、あるいは行う予定の論文誌や学術会議での投稿規定等をご確認いただいた上で、 発表者ご自身の判断で投稿を行ってください。この他、発表済み・発表予定論文の投稿については FAQもご確認ください。

採択された論文について(カメラレディ原稿、8月20日締切)

8月20日までにカメラレディ原稿を提出して頂きます。 その際、VC2024のウェブサイトに掲載する代表画像、概要も合わせて提出して頂きますEasyChair上でご登録いただく著者名ならびにご所属が、提出するカメラレディ原稿と同じ標記になるようにご修正をお願いします。 カメラレディ原稿にページ数の制限は設けませんが、内容を追加する場合にも、査読コメントに対する返答や投稿時に不十分であったと認められる内容を追加するにとどめ、論文投稿時から大幅にページ数が増減することがないようにしてください。 ショート発表として採択された場合も、ページ数の大幅な変更は必要ありません。 投稿論文を大幅に超過する場合にはページ数の調整をお願いする可能性があります。カメラレディ原稿は学会当日、参加者のみに配布される電子的な予稿集に掲載されます。

発表申し込みに関連するスケジュール

2024/06/03 概要申し込み締切
2024/06/10 原稿締切
2024/07/26 採否通知
2024/08/20 カメラレディ原稿締切
2024/09/10 学会初日(電子予稿集出版日(公知日))

投稿テンプレート

下記の注意事項をよくお読みいただいた上で、原稿をご準備ください。
LaTeX (Overleaf対応)Word
Overleafをお使いの場合には、ログイン後「New Project」→ 「Upload Project」を選択し、上記のZIPファイルを指定してください。プロジェクトが読み込まれたら、MenuからCompilerを「LaTeX」に指定して下さい。

FAQ

発表予定、発表済み論文とはどのような論文を指しますか?

本シンポジウムでは、優れた発表済み論文についても発表の場を設けるために、発表予定、発表済みの内容についても、論文と同様の査読プロセスで投稿を受け付けます。これは、2023年6月以降に、国内外の論文誌・学術会議(当シンポジウムを除く)・技術シンポジウム等で発表されたもの、または、発表予定のものが対象となります。

発表予定、発表済みの論文の査読での扱いはどうなりますか?

発表予定ないし発表済みであることが査読の過程で有利・不利に働くことはありません。また、発表予定、発表済みであったとしても、論文の評価は査読者に委ねられますので、本会議での発表が保証されるものではありません。

発表予定、発表済みの論文を投稿することは二重投稿に該当しませんか?

VC2024での発表の著作権は発表者に属します。またVC2024で発表予定、発表済みの内容を募集することは、優れた論文に対して、広く公表の場を設けることを目的としています。これらを踏まえ、本シンポジウムにおいて、発表予定ならびに発表済みの論文を二重投稿とみなすことはいたしません。しかしながら、これから発表予定ならびにすでに発表した論文誌や学術会議等において、特に査読期間が重複する場合においては、本シンポジウムへの投稿が二重投稿に当たる可能性は否定できないため、この場合は発表者ご自身の責任でご判断ください。

論文投稿時に必要な論文概要とハイライトの違いは何ですか?

論文概要は論文の研究背景から研究の目的、技術貢献、重要な実験結果などを短くまとめた、いわゆる「論文概要」です。一方で、ハイライトはその研究の技術貢献の「ハイライト」であり、投稿いただく研究発表において、特に重要と考えられる2・3の技術貢献を短い言葉でまとめていただいたものです。

誤った論文をシステムに登録してしまいました。差し替えは可能ですか?

投稿システムでは締切時間まで何度でも論文の差し替えが可能ですので、 投稿システム から新しい論文をご投稿ください。

生成系AIを用いて作成した論文の投稿は可能でしょうか?

生成系AIの利用を禁止はしておりませんが、文章や研究成果物に生成系 AI を用いている場合には、全ての提出物に関して著作権に関する全責任は著者に負っていただきます。ご不明な点は、プログラム委員までお問い合わせ下さい。

投稿に関する問い合わせ先

VC2024プログラム委員会

E-mail: vc2024@easychair.org
(c) Visual Computing 2024 実行委員会